鈴木邸&ヘアサロン/Suzuki House & Hair salon

主要用途/Principal use :   自宅兼ヘアサロン House & Hair salon
所在地/Location :      熊本県熊本市新屋敷 
               Shinyashiki Kumamoto-shi Kumamoto
Pre.
敷地面積/Lot area :     186.54㎡
建築面積/Building area:   97.54㎡
延床面積/Gross floor area : 136.04㎡
規模/Dimension :      地上2階 2 stories above
構造/ Structure :      木造 Wooden 
撮影/Photo :        堤あこ&GBS Ako TSUTSUMI & GBS
竣工/Completion :      2006年3月 March2006

湯〜ぱれあ/Yu~parea

主要用途/Principal use :   公衆浴場 Public bathhouse
所在地/Location :      長野県長野市若穂錦内
               Wakahowatauchi, Nagano-shi Nagano Pre.

敷地面積/ Lot area :     6244.51㎡
建築面積/ Building area:   2191.73㎡
延床面積/ Gross floor area : 2366.24㎡
規模/ Dimension :      地上2階地下1階
               2 stories above 1 stories underground

構造/Structure:       鉄骨造一部SRC  Steel,SRC
撮影/ Photo :        GBS
竣工/ Completion :      2005年3月 March2005
設計協力/ Cooperation :   ACA設計 ACA

 

麻布十番ビル/ Azabu-jyuban building

主要用途/Principal use :   集合住宅及び店舗 Apartment & Shop
所在地/Location :      東京都港区麻布十番
            Azabu-jyuban Minato-ku Tokyo
敷地面積/Lot area :     108.19㎡
建築面積/Building area:   77.14㎡
延床面積/Gross floor area : 524.98㎡
規模/Dimension :      地上8階地下1階 
               8 stories above 1 story underground

構造/ Structure :      SRC造  SRC
撮影/Photo :        Nacasa & Partners Inc.
竣工/Completion :      2000年6月 June2000

麻布十番

依頼者の要望は、都内でのセカンドハウス兼SOHOとしても借りる人たちの為に
仕事場としても使えるスタジオタイプの賃貸住宅のデザインとする事、また同時に電気容量やIT対応も検討する事だった。
 事務所としても使える賃貸住宅を含んだ複合集合住宅設計。そのことをふまえながら、次のような話を持ち掛けた。
 新物件は設備、仕上げ材など竣工時に、一番新しいものを導入しているということでアピールできるが、年月か経てばそれらは古くなりセールスポイントではなくなる。ところが自分の設計したプラニングでは容積率制限に対しより多くの建築ボリュームを建てられるメリットにプラスして、天井高さのある優雅な空間は永遠にその価値を保てる。
 納得の上で、それにかかる追加のコストを、遠い将来の為の投資として出してくれた。結果的には遠い投資でなく、3年後にオファーがあって、丸ごと建物を投資目的に欲しいと言ってきた会社にかなりの利益で売れたとニコニコしながら言ってくれた。

ジャージーランドレストラン/ Jersey Land Restaurant

主要用途/Principal use :   交流ホール、レストラン、売店、加工室その他
               Social hall,Restaurant,Shop,Processing room etc.

所在地/Location :      岡山県真庭郡 Maniwa-gun Okayama Pre.
敷地面積/Lot area :     12053.92㎡
建築面積/Building area:   1188.95㎡
延床面積/Gross floor area : 1261.68㎡
規模/Dimension :      地上2階 2 stories above
構造/ Structure :      RC造鉄骨造  RC,Steel
撮影/Photo :        Nacasa & Partners Inc.
竣工/Completion :      1996年10月 October1996

Jersey Land Restaurant

 The building located in the middle of a pasture land of Jersey houses a 100 seats French restaurant, a ham & a meat process room, a shop and a multipurpose room for events organized for the visitors. Its location is in between Okayama and Tottori, a heavy snow area. 

 The starting point of the design was to be in harmony with the only one adjacent old building in the area. The same kind of color as the old building is used on this roof shaped building.

 The interior space is fully utilized to equal almost the exterior volume, and its steel structure is strongly pronounced. The zigzagging big windows of the restaurant allow the visitors to enjoy a panoramic view on the surrounding mountains. The continuing glazed roof area is designed to protect the building from the heavy snow and the strong sunshine coming from west. White walls are also partly designed in zigzag to facilitate back stage functional elements such as mechanical devices and/or air conditioning outlets. 

 I did not want to design a bucolic building because it stands in countryside. Instead,I wanted to achieve a straightforward simple design, much like the way farmers are when working in their farmlands. And judging from the popularity of the restaurant, I think my concept has been well received by the guests.

焼酎公園Gen / Shochu Koen Gen

主要用途/Principal use :   酒造工場、多目的ホール、レストラン、店舗、公園
               Brewing factory,Hall,Restaurant,Shop,Park

所在地/Location :      鹿児島県姶良郡 Aira-gun Kagoshima Pre.
敷地面積/Lot area :     20036㎡
建築面積/Building area:   2112.02㎡
延床面積/Gross floor area : 2857.51㎡
規模/Dimension :      地上2階 2 stories above
構造/ Structure :      鉄骨造  Steel
撮影/Photo :        福元 学 Manabu FUKUMOTO
竣工/Completion :      1990年9月 September1990
設計協力/Cooperation:   畠中建築設計事務所 Hatanaka architectural office

焼酎公園Gen

 焼酎の製造工場、その酒造行程を見せる見学通路、レストランにもなる試飲室、焼酎についての解説及び展示物を置くホール、売店が、この建物のプログラムだった。
 三方は茶畑に囲まれており、後方は杉林、さらにその奥は鹿児島空港、その先は霧島という背景に恵まれた立地条件であった。また、客を迎え入れる施設でありながら、ローコストでおさめなければならない工場のスペースのほうが、プログラムにおいて大きな比重を占めていたことから、借景の手法を二重に生かすことにした。
 まず、建物の立地条件のレベルで、敷地を襲ってくるかのような茶畑に対し、扇型のハーブ園をワンクッションとして、建物が水平に広がりながら、各部分は平行に配置された。その背景には、空を目指している杉の木があり、杉林と霧島の間から飛行機が飛び立つのが見える。
 建物内のレベルでは、前面にある程度インパクトをもつ展示室と焼酎瓶、一歩後ろに見学通路、さらに後方に工場棟を並列させた。 
 これは、杉林と茶畑と建物の関係においても同様で、引き立て役と引き立てられ役の関係の中で、与えられた要望を含むボリューム整理をした結果である。ただし、お互いの役割の分担にヒエラルギーをつくることを避けたかったこともあり、おのおののエレメントにおける借景的な関係を対象として考えた。そのために、形のレベルであろうと、材質や色のレベルであろうと、できるだけストレートなものを選んだ。ちょうど甘い日本酒とともに塩を味わうように、杉林の濃緑の環境にガルバリウムの冷たさを置いてみた。工場の水平線に対し、瓶の垂直な線、店舗棟や展示室の曲線と曲面。陰と陽であるかのように、ひとつの形がもうひとつの形を呼ぶのである。
 そして舞台装置は出来上がった。
 室内に関しては、ひとつのストーリー性をもたせたかった。日本で初めてバイオテクノロジーの手法を用いて焼酎をつくった施主である錦灘酒造の話がヒントになり、バイオテクノロジーによる酒造法を理解してもらうためには、見学者を『ミクロの決死園』へ誘うしかないと思った。一升瓶の60倍のあるエントランスポーチで、訪れる人が縮小してしまったかのような気持ちにさせる。流れる焼酎への連想としての鏡張り見学通路で、蒸し器や蒸留器のいろいろな行程を経てくる液体の流れを追ってもらう。総樫造りとはならなかったが、樫樽をイメージした展示兼多目的ホールは誰彼となく自然にバレルホールと呼んでくれるようになったし、じっくり時が経つにつれて成長していく蒸留酒、および焼酎の歴史を思い起こしてもらうようにしてみた。
 消費空間である試飲室および店舗は、逆にストーリー性のない無機質な雰囲気をつくろうとした。なぜなら、宇宙船にもっていくお酒があるとしたら、それはビールやワイン、ウィスキーなどの色のあるお酒より、透明な蒸留酒が相応しいと思ったからである。その意味でのバイオテクノロジーによる酒であり、またひとつだけもっていく食品として、これから生命となる卵を選んでみたのである。